新人ママ&パパも安心!離乳食の基本① 〜なぜ離乳食が必要?〜

初めて親になるママ・パパにとって、離乳食って「何を・いつから・どのくらい始めたらよいのだろう?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか?

 

生まれてから3ヶ月くらいまでは、1日中おっぱいやミルクで栄養を取ってきた赤ちゃんも、すぐに離乳食の時期がスタートします。

 

「でもどのように始めたらよいのだろう?」と、不安に思う方ってたくさんいると思います。

 

そんな不安がすこしでも解消できるように、今日から何回かに分けて、一緒に離乳食の基本について学んでいきましょう!

 

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 【目次】

 

離乳食って何?

 

離乳食とは、母乳やミルクだけを飲んできた赤ちゃんの初めての食事。母乳やミルクだけでなく、それ以外の食事からも栄養を摂取して、幼児食へと移行する過程の食事のことです!

 

何で離乳食が必要なのか?


①栄養の補給
母乳やミルクだけでは足りないエネルギーや栄養素を補う必要があるためです。


②食事の練習
母乳やミルクを飲む(吸う)だけの口の動きだったが、成長・発達に合わせて、食べ物を口に入れて、噛んで、飲み込むための練習が必要です。


③五感を刺激する様々な体験
食材には、様々な味や食感や香り、様々な色があります。離乳食の時期に、それらをたくさん触れることで五感の発達も促されます。また、たくさんの食材に触れることで、内臓機能や目・手・口の協調動作を育みます。


④食べる楽しさを知る

家族で食卓を囲み、温かく楽しい雰囲気なかので食事をとることで、「うれしい」「楽しい」といった感情も培われていきます。マニュアルにとらわれることなく、それぞれの赤ちゃんに合った進め方で、大人もリラックスして食べさせましょう!

 

離乳食はいつ始める?

一般的に離乳食の開始時期は、5〜6ヶ月頃からといわれています。今回は簡単に離乳食のステップアップを見ていきましょう!

 

・0〜3か月

この時期は母乳やミルクが中心となります。

 

・4〜5ヶ月(離乳準備期)

離乳食に向けての準備期間。スプーンでスープをほんのひとさじ与えていきます。食感に慣れることが目的なので、無理強いしないことが大切です。

 

・5〜6ヶ月頃  初期(ゴックン期) 1日1回食

離乳食に慣れる時期。裏ごしやすりつぶしてトロトロにしたものをゴックンと食べる時期です。野菜や果物、豆腐や白身魚、卵黄などのタンパク質にもチャレンジしていきます。

※2019年に「授乳・離乳の支援ガイド」が改訂され、これまで生後7~8ヶ月頃から開始していた卵も、5~6ヶ月頃から与えるようになってきています。

 

・7〜8ヶ月頃  中期(モグモグ期)1日2回食

指つぶせる固さでつぶつぶ状のものを、舌でつぶしながらモグモグと食べる時期です。慣れてきたら、少しずつ2~3㎜大に。調味料で味をつけ、味や食感に変化のあるメニューにしていきます。

 

・9〜11ヶ月頃      後期(カミカミ期)1日3回食

歯茎でカミカミするのに慣れる時期です。母乳やミルクが減り3回食になり、離乳食が中心になります。栄養バランス考えた食事を心がけます。また、食べることにも興味が増し、手づかみ食べも始まります。

 

・12ヶ月頃   完了期(パクパク期)1日3回食+おやつ

嚙む力がついてきて、前歯や奥歯を使って噛むことができます。自分で食べたいという欲求が強くなり、自らスプーンなどを使って食べようとします。

 

いかがでしたでしょうか!今日は離乳食の基本について説明していきました。次回からは、離乳食の時期ごとの詳しい説明をしていきますね!